認定遺伝カウンセラーになるには

遺伝子検査を受ける前や受けた後に検査だけでなく心理的なケアを患者に対して行なう遺伝子カウンセラーは遺伝カウンセラーともよばれる比較的新しい資格です。

正式な資格の名称は「認定遺伝カウンセラー」で、2005年4月1日より資格の認定がはじまりました。

2012年12月末時点で138人、2013年12月末時点で151名の認定遺伝カウンセラーがおり、今後も毎年20人から30人が認定されると予測されています(受験者数、倍率に関しては確認ができていません)。
※認定遺伝カウンセラーの名簿リストがネットで公開されているので誰でも確認できますが、現時点では認定遺伝カウンセラーの9割以上を女性が占めています。

遺伝子についてのカウンセリングが進んでいるアメリカでは3,000人以上いますので、遺伝子検査の普及によって注目度が上がれば日本もアメリカ並に遺伝カウンセラーが増える可能性があります。
※この記事は2014年7月15日時点で確認できた内容に基づいて書かれています。最新の情報を探してる方はページ下部の参考サイトリンクより最新情報を入手してください

認定遺伝カウンセラーの受験資格

認定遺伝カウンセラーは「日本遺伝カウンセリング学会」と「日本人類遺伝学会」が共同認定する資格です(国家資格ではありません)。

受験資格は

  • 認定大学院遺伝カウンセラー養成課程を卒業して修士の学位を持っている

  • 認定遺伝カウンセラー制度委員会が受験資格を認めた者

この2点のうちどちかを満たし、なおかつ

「日本遺伝カウンセリング学会 と 日本人類遺伝学会の双方の会員であることが望ましいが、受験申請時にいずれかの会員歴が2年以上継続している者。」

と定められています。

現在認定遺伝カウンセラー認定養成課程が開設されている大学院は

  • お茶の水女子大学大学院

  • 北里大学大学院

  • 京都大学大学院

  • 近畿大学大学院

  • 信州大学大学院

  • 千葉大学大学院

  • 東京女子医科大学大学院

  • 東北大学大学院

  • 長崎大学大学院

この11の大学院のみです。

具体的な科やコースについては遺伝カウンセラー養成専門課程(50音順)で確認してください。

認定遺伝カウンセラー受験の流れ

  1. 受験資格を満たす

  2. 受験申請書、履歴書、その他必要とする書類の提出

  3. 認定試験を受験

  4. 試験に合格したら認定証の発行・受領

認定遺伝カウンセラー試験の内容

年に一度、東京女子医科大学で試験が行われます。

2014年は10月12日に(日)試験があり、受験申請書の提出締切日は2014年8月29日(金)となっています。

試験は筆記試験と面接試験が行われます。

筆記試験は必須問題(臨床遺伝専門医試験の必須問題と共通)と選択問題(遺伝カウンセリングに関する専門分野の問題)からなります。

試験の問題集や模擬試験は認定遺伝カウンセラー制度委員会ホームページより購入が可能です。

資格取得に必要な費用・お金について

必ずかかる認定遺伝カウンセラー試験の受験料、認定手数料は

  • 遺伝子カウンセラーの受験手数料:30,000円

  • 遺伝子カウンセラーの認定手数料:10,000円

このようになっています。

もちろん受験資格の大学院進学の費用と、日本遺伝カウンセリング学会の年会費(1年で8,000円)、日本人類遺伝学会の年会費(1年で5,000円〜15,000円)もかかります。

さらに資格取得後も5年に一度の更新で30,000円、認定遺伝カウンセラー協会の年会費として年8,000円が必要です。

求人募集がある職場や年収について

認定遺伝カウンセラーが活躍出来る場所としては

  • 大学病院

  • 不妊クリニック

  • 製薬会社

  • 遺伝子関連事業を行う一般企業

などの職場で遺伝子カウンセラーの需要があります。

年収については職場によって大きく変動しますし、今後の市場動向や注目度によっても変動します。

イメージしやすい例だと、モバゲータウンで有名な株式会社DeNAが子会社DeNAライフサイエンスで「MYCODE(マイコード)」という遺伝子検査キット販売とカウンセリングのサービスを提供するにあたって遺伝カウンセラーを自社で雇用したようです(年収や求人募集内容は確認できていません)。

いずれにせよ、市場が拡大傾向にあるのは間違い無く、さらに200人にも満たない人数しか持っていない資格ですので認定遺伝カウンセラーの資格は就職に関しては大きな影響力を持ちそうです。

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